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農水省、2月の野菜の生育状況と価格見通し

農林水産省は2月3日、東京都中央卸売市場に出荷される2月の野菜の生育状況と価格見通を主産地等から聞き取り、結果を公表しました。
2月は後半に、ほうれんそうが安値傾向となる見込みです。

<今後の生育、出荷および価格見通し>
■だいこん
主産地で、1月下旬の低温の影響により収穫の遅れや生育の遅延が発生しているため、2月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。一方、気温の上昇とともに生育が回復し、2月後半は十分な出荷数量が見込まれるため、価格は平年並みに戻る見込み。
■にんじん
主産地で、生育が順調。2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
■はくさい
主産地で、1月下旬の低温により生育が遅延傾向であるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれず、2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
■キャベツ
主産地で、12月中下旬及び1月下旬の低温等により生育が遅延傾向だが、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
■ほうれんそう
主産地で、1月下旬の低温の影響により生育が遅延しているが、2月前半の大幅な出荷数量の減少は見込まれず、価格は平年並みで推移する見込み。一方、気温の上昇とともに生育が回復し、2月後半は潤沢な出荷数量が見込まれるため、価格は平年を下回る見込み。
■ねぎ
主産地で、生育が順調。2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
■レタス
主産地で、生育が順調。2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
■きゅうり
主産地で、12月下旬及び1月下旬の低温等の影響により生育が遅延しているため、2月前半の出荷数量は平年を下回る。価格は平年を上回って推移する見込み。一方、気温の上昇とともに生育が回復し、2月後半は十分な出荷数量が見込まれるため、価格は平年並みに戻る見込み。
■なす
主産地で、12月下旬及び1月下旬の低温等の影響により生育が遅延しているため、2月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。一方、気温の上昇とともに生育が回復し、2月後半は十分な出荷数量が見込まれるため、価格は平年並みに戻る見込み。
■トマト
主産地で、12月下旬及び1月下旬の低温等の影響により生育が遅延しているため、2月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。一方、気温の上昇とともに生育が回復し、2月後半は十分な出荷数量が見込まれるため、価格は平年並みに戻る見込み。
■ピーマン
一部主産地で、11月下旬の降雨や低温等の影響により生育が遅延傾向だが、大幅な出荷量の減少は見込まれない。1月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
■ばれいしょ
北海道産は収穫及び貯蔵が完了。他の主産地においても、1月下旬の低温等の影響により生育が遅延傾向にあるが、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
■さといも
主産地で、生育が順調。2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
■たまねぎ
北海道産は収穫及び貯蔵が完了。他の主産地においても、1月下旬の低温等の影響により生育が遅延傾向だが、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。

出典:日本農業新聞