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卵の卸売価格は平成3年以来の最高値

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JA全農たまごが公表している相場情報によると、2月の東京の卵のM基準値(円/㎏)の平均卸売価格は327円となり、前年同月の175円より約86%上昇しました。平成3年3月に335円まで高騰して以来の最高値となりました。

また、2月28日の東京の卵のM基準値(円/㎏)の卸売価格は335円で、過去最高水準で推移しています。
鶏卵の卸関係者によると、飼料価格の高騰に過去最多の鳥インフルエンザの発生が拍車をかけている形で、鳥インフルエンザの発生地域に近いスーパーなどでは品切れも生じているといいます。
関係者は「価格が上昇していることで生産農家が鶏の飼養期間を延長するなどの動きはあるが限界はあり、高値傾向はしばらく続くとみられる」と話しています。

野村哲郎農相は2月28日の閣議後会見で、「特に加工用で非常に窮屈であり、戻るまでに半年から1年近くかかるかもしれない」との見通しを示しました。

出典:農業共同新聞