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世界で高まる日本茶需要

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ドイツのニュルンベルクで開いたオーガニック見本市・BIOFACH2022(7月26~29日)のジャパン・パビリオンで、日本茶が人気を集めた。新型コロナ禍を受けて家庭で飲用する機会が増えたこと、健康需要の高まりが背景にある。

 ジャパンパビリオンは、日本貿易振興機構(ジェトロ)が出展。コロナ禍以降、初めてリアルで参加し、日本茶や調味料、発酵食品など14社の製品をアピールした。会場では初日から商談成約や新たな取引先候補の発見が相次いだ。

 また、ジェトロは、日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)と連携し、日本茶をアピールするワークショップを開催。ベルリン在住で日本茶大使の田辺結美氏が振る舞う玉露やほうじ茶、スパークリング緑茶などを、ドイツ各地や東欧から参加した約20人のバイヤーらが真剣な表情で注視した。

 バイヤーは「ここ数年、ドイツでは抹茶の人気が高まっている。たくさんの製茶会社と出会えてよかった」と話す。

出典:日本農業新聞